10月15日、4年生は長野市の社会見学に行きました。
朝6時台の早い出発でしたが、全員が元気に集合し、保護者の皆様に挨拶をして出発しました。幸い朝の渋滞に巻き込まれることもなく、最初の目的地である善光寺に到着。善光寺の歴史などについて説明を受けた後、いよいよお戒壇巡りを体験しました。「ここからは一言も話さないように」という善光寺の職員の方の言いつけを守り、子どもたちは暗闇を静かに進み、全員が無事に極楽浄土への錠前をつかんで戻ってくることができました。
改めて本堂に戻りお参りをした後、ちょうど善光寺にご本尊をお迎えした記念の日だったらしく、並んでいる他の方々と一緒にお数珠をいただく機会にも恵まれ、大変幸運な一日となりました。
善光寺を後にすると、次は地下鉄の体験です。善光寺下駅まで歩き、切符を自分で購入して電車に乗り、市役所前駅まで移動しました。電車の切符を自力で購入する機会も、子どもたちにとっては新鮮だったようです。
続いて長野県庁に入り、県庁の職員の方の説明を受けながら、防災本部の見学をしました。県庁の職員の方だけでなく、警察、消防、自衛隊、内閣などの関係者が集まる災害対策本部の様子や、ハザードマップについて説明していただきました。説明を聞くだけでなく、事前に考えてきた質問にも丁寧に答えていただきました。
その後、子ども記者体験として、地域(和田)のスポーツの日でも行われているボッチャを体験しました。体験したことのある競技ということもあり、子どもたちは担当者の方も驚くほどの技能や作戦を発揮していました。ここでも事前の質問に答えていただきながら、熱心に取材を行いました。
取材が終わり、県庁10階の食堂にて昼食をいただきました。さらに11階の屋上からは善光寺平を一望し、自分たちが住む地域との違いを実感することができました。
県庁での見学を終えると、長野駅前に移動し、お土産としておやきを購入しました。4年生は総合的な学習の時間で「おやきづくり」に挑戦しているため、単に購入するだけでなく、味の違いを感じたり、味付けの工夫についてお店の方に質問したりと、学習を深める姿勢が見られました。
最後の見学地はNHK長野放送局です。テレビ放送やラジオ放送の現場を見せていただきながら、番組制作に携わる方々の工夫や苦労、CGやカメラなどの最新技術について、体験を通して楽しく学びました。アナウンサー体験も行い、貴重な経験となりました。
今回の社会見学は1日という短い時間でしたが、知識の習得だけでなく、「体験を通じて多くを感じ取る」ことができた、現地に赴いて学ぶ意味の大きい活動となりました。社会見学で学習した内容は、今後、社会科の学習を通じてまとめていく予定です。